名寄せほんの少しだけ"ズレている"世界。

高田 美咲

たかだ みさき
証明写真(AI生成・架空)
生年月日1991年8月30日 (満34歳)
性別
現住所北海道釧路市
年月学歴・職歴
2007.04県立浜木綿高等学校 普通科 入学
2010.03県立浜木綿高等学校 卒業
2010.04常世ホールディングス 釧路事業所 事務 入社
以上
年月免許・資格
2010.10普通自動車第一種運転免許
以上

志望の動機・自己PR

業者の方が来られると、まず私の机の前を通ります。受付と、事業所で使う物の注文と、伝票の綴じ方をそろえるのが受け持ちです。高校を出た春に福岡から釧路へ移り、新卒からこの一つの事業所しか知りません。十六年、同じ事務室から動いておりませんので、どこに何があるかは、たいてい訊かれる前に出せます。福岡の言葉は、いまも母と電話で話すときだけ少し戻ります。娘が寝てからの一時間だけは、何も片づけずにおります。

趣味・特技

フラダンス(発表会には出ない)

本人希望記入欄

子どもがおりますので、泊まりを伴う出張は控えたく存じます。ほかは貴社規定に従います。

人生年表

  • 2009.11教室に残って、地図帳の索引で釧路の位置を引く 「釧路がどこにあるか、その場では答えられなかった。指で追うと地図の端に近くて、遠いとは感じたが、行けないとは感じなかった。」
  • 2012.04電話口で、福岡の言葉が出なくなる 「はじめの二年は、語尾だけ直して話していた。直さずに済むようになった日が、いつだったのかは分からない。」
  • 2017.10事業所の名の入ったゴム印を、彫り直しに出す 「角が丸くなって、押すたびに一画足りない字になっていた。同じ形で戻ってきたのに、力の入れ加減がまだ分からない。」
  • 2019.03年度末のひと月、札幌と釧路の事務が一つの事務室に詰める(大塚 友美と) 「同じ会社なのに、伝票の綴じ方がまるで違っていた。訊かれてばかりのひと月で、自分のやり方の理由を思い出すことになった。」
  • 2019.10高田 悠と結婚する 「釧路で顔を見たときも、高校の教室とは結びつかなかった。それでも、同じ土地の言葉で話せるのはありがたかった。」
  • 2023.02高田花音が生まれる 「産んだ日のことより、退院の朝に車まで歩いた三十歩をよく覚えている。抱いている腕のほうが、ずっと頼りなかった。」
  • 2023.10旭川と釧路のあいだで、月に一度の便がまとまる(島崎 陽翔と) 「注文をまとめて出すようにしたのは、向こうの提案だった。数が減って、こちらの手間も減った。」
  • 2024.04取引の支払いの締め日が、双方の都合で一日ずれる(渡辺 直人と) 「こちらの締めを一日ずらせば済む話だった。電話の向こうが、ずいぶん恐縮していた。」
  • 2025.08娘を連れて、福岡の実家へ帰る 「十五年ぶんの言葉が抜けていて、母の話す速さについていけなかった。娘のほうが、よほど機嫌よく返事をしていた。」